どーも、よろず相談窓口コンキチです。
まず結論、高齢者問題は身近であり出来ることから取り組もうって話です。
つい最近の話なんですが夜雪混じりの雨が降っている中に突然お年寄りから声をかけられました。
見ると傘もささずに買い物袋を両手にもった高齢の女性で「道に迷ったので〇〇丁目に行きたいんですが教えてください。」と言ってきた。
私は、単身赴任なのであまりここの地域に詳しくないのと頼りのグーグル先生に頼ってみても全く違う場所を指す始末
考えていると「近くまで行けばわかると思う。」と話してきたので「じゃあ一緒に行きましょう!」といって歩きだしたんですよ
100mほど歩いて家族はいないのかとかどうして迷ったのか聞いてみたらその方今90歳で一人暮らしで普段買い物は昼間に行っているのだけど今日は時間がなくて夜に買い物いったら道がわからなくなったってことでした。
歩いているともう足元がふらついていてとてもじゃないけどあまり長距離は移動できないと判断して闇雲に歩くよりアパートに行って車で移動することにしました。
その方は、しきりに教えてもらえばいいからとか申し訳ないとか面倒に巻き込んでしまったとか言ってくるんですけど、そのまま知らんぷりする方がよっぽど精神的につらいし本当に車を出す予定があったからついでだから気にしないでって話をしてました。
そしてアパートの入り口で待っててもらって車を取ってくるとその方が転んでいたんですよ。助け起こしてみると両手のほかにリュックを背負っていて結構な重量があったんですよね。
その時「気が付かなくてごめんね」って言ってとりあえず車にのってその方が言っていた地域にわからないなりに行ってみたんだけど
結局目印らしいものもわからなくてこれは警察に行った方が早いと思って近くの警察署にお任せすることにしました。
警察の方はあとはこちらで対応するということだったのでその方とお別れをいって離れました。
以上が内容です。
私がこの方を警察にお願いする間ずっとオードリー・タン氏の誰も置き去りにしない社会と言う言葉を反芻(はんすう)してました。
こちらの書籍に出てくる言葉で弱者に寄り添った社会を作らなければならないと解釈していたのですが
身近でこのような独居老人が夜に重い荷物を背負って買い物をしなければいけない社会が今この目の前で起こっているんですよ!
本当にこのような方を何とかしなければいけないと本当に思います。
そこでこの書籍の内容を社会にフィードバックできればいいのになと考えました。
現状として
- そもそも買い物代行やネット注文できないのかこの書籍のオードリー氏の祖母は80代でタブレットを使えるくらい知識がある年配の方でもわかるような生活を便利にするサービスがあることを知っていたのか
- コミュニティの存在は?
現代社会で人とのコミュニケーション不足が離されている中さらに外出することや人との交流をして感染リスクを上げてしまうので極力家にいることになる。
町内会や地域交流の限界
対策として
誰も置き去りにしないためには国や政府、自治体の官と企業や周辺住民の民が協力して高齢者やIT弱者に対して生きやすい環境を整えること
- 官として
高齢者に対するIT技術に触れる機会と教育そしてサービスの周知
またIT通信が出来るようなタブレットやAIスピーカーの無償貸出
高齢者サポートに対する民への助成 - 民として
AIのさらなる進化
直感で操作できるタブレットやAIスピーカー、アプリの開発
高齢者やIT弱者に対するサービスの向上
地域交流の新たな形(オンラインの活用)
とこんな感じで官と民がお互い協力し合ってより良い社会を目指せばより良い社会が構築できると思います。
最後に私たちもいつかは、年を取り同じような状況ならないともいいけれませんよね。
そこでその時に考えるのではなく、今この瞬間に何が出来るのかを考えて行動に起こすことが大切だと思うんです。
やれる事は人それぞれ違いますが、幸い私は今ブログというコミュニケーションツールでこのように情報発信させていただいています。
このような情報発信だけでもいいので問題提起をしていき、こういう問題があることを知ってもらうだけでも誰も置き去りにしない社会に一歩近づくと思うんです。
少しでも意識に残ってくれれば幸いです。
以上です。